酒寿司 - JF鹿児島県漁連

いろんなおさかなで

酒寿司

山で筍やふきが取れ、錦江湾に桜鯛があがる春の賑わいを満喫する一品。
鹿児島独特の甘い地酒【灰地酒】をたっぷり含ませたご飯と12~13種類のそれぞれ下煮した山の幸・海の幸を赤と黒の鮮やかな琉球塗りの桶に交互に重ね、数時間、重しをしていただく御馳走寿司。
お好みでさらに地酒を振りかけていただくことも。

 

酒寿司

材料(8人~10人分/すし桶中型分)
材料分量材料の下処理・準備
カップ5 出し昆布10cmと地酒大さじ2を加え、すし用に少し固めに炊く。広げてよく冷ましておく。
干し大根 30g 水(ぬるま湯)で戻し、だし汁1カップで柔らかく煮る。
【砂糖小さじ2、地酒大さじ1.5、薄口醤油大さじ1】で調味する。
冷ましてから1.5cmの長さに切る。
干し椎茸 6枚 水(ぬるま湯)で戻し、軸を取って、戻し汁で煮る。
【砂糖大さじ1、醤油大さじ1.5、地酒大さじ2】で調味する。
冷めてから千切りにする。
茹で筍 200g 出し汁1カップで煮、【地酒大さじ2、砂糖大さじ1、塩小さじ1/2、薄口醤油小さじ2】で味付けする。
冷めてから歯ざわりよく2~3mm厚さの短冊に切る。
蕗(ふき)又はつわぶき 150g 色よく茹でて水切りし、皮をむく。
【だし汁1カップ、地酒大さじ2、塩小さじ1/2、薄口醤油大さじ1.5】で調味する。
冷まして小口切りにする。
三つ葉 1束 熱湯にくぐらせ、冷水で冷ます。1cm程度に切る。
さつま揚げ 150g 2~3cm厚さの小口切りにする。 かまぼこ、こが焼きと一緒に地酒で炒りつける。
かまぼこ 150g 1.5cm位の短冊切り。
こが焼き 150g 1.5cm位の短冊切り。
薄焼き卵 2個 卵を溶きほぐし、【砂糖小さじ1、塩小さじ1/2、地酒小さじ2】で調味し、少し厚めの薄焼き卵焼きを作る。
1cm角くらいの菱形に切る。
鯛上身 200g 3枚におろした鯛は、薄塩をして軽くしめる。
皮は除き、平造り(そぎ切り)にする。
さより 1匹 3枚におろし、斜め切りにする。きびなごの時は、頭、腹ワタ、中骨を除き、手開きにする。
軽く、塩、地酒を振っておく。又は、酢でさっとしめる。
きびなご 24枚
えび 12尾 背ワタを除き、塩を入れた熱湯で茹でる。殻をむいて開いておく。
【酢大さじ2、塩小さじ1/2、砂糖大さじ1】に漬ける。
木の芽 適宜 水で洗って、水切りし、手の平でたたく。
酒すし用合わせ調味料 600cc 地酒と塩小さじ1.5~2をよく混ぜ合わせておく。

作り方
  1. すし桶に詰め始める
    すし桶に少々塩を振る。その上にすし飯1/4量を敷き込み、平らにする。
  2. 具材の1段目
    区分2の干し大根、区分3のしいたけをまんべんなく散らす。その上にまた、すし飯1/4量を敷き込み、平らにする。
    段を整えるごとに1/4量の合わせ調味料を振る。
  3. 具材の2段目
    たけのこ、つわぶき、三つ葉を同じように散らす。その上にまた、すし飯1/4量を敷き込み、平らにする。
  4. 具材の3段目
    さつま揚げ、かまぼこ、こが焼きを散らす。その上に最後のすし飯1/4量を敷き込み、平らにする。
  5. 具材の4段目と全体の仕上げ
    薄焼き卵を散らし、鯛、さより、えび、木の芽を彩りよく散らす。
    葉らんを敷き、中蓋をする。
    合わせ調味料が絶えず蓋の上段ギリギリにあるよう重しをする。重しをし、数時間おく。
さまざまな盛り付け さまざまな盛り付け さまざまな盛り付け
【画像提供】食育料理研究家・上薗芙美子 【画像提供】食育料理研究家・上薗芙美子 【画像提供】矢杖塾

盛り付け・いただき方

盛り付け方

格段をくずさないように、上から下まで切り分けるように器に盛り、好みで上から地酒を振っていただく。

【ご注意事項】

  • 合わせ調味料における地酒の量は好みで加減します。
  • かなりのアルコールなので、喫食の際は、その点、留意しましょう。
  • 食べ慣れない方、お子様、高齢の方、車を運転なさる前の方等には差し上げないで下さい。
  • 高温(暖房の効いた部屋、車中)で長時間置きっ放しはご遠慮ください。
  • 冷蔵・冷凍保管はなさらないで下さい。

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